フィルムの終焉が見え隠れする

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富士フイルムからついにモノクロフィルムと印画紙の販売中止がアナウンスされた。
すでにACROS100しか販売しておらず、ぼくもメインで使っていたPRESTO400はすでになくなっている。
これでモノクロ感材は海外製品に頼るしかなくなり、まるで昭和の戦前のような状況になるのだろうか。
文句あるなら継続的に大量に使ってろよ、そういう声がするだろう。元勤務していた会社だから事情はわかっている。
そう長くは継続できない、10年前からそうだったのだから。写真を始めたとき、富士フイルムのネオパンSSが最初。
後に、ちゃんと自分のカメラを手にしたとき、ネオパンSSSで撮り始めた。コダックは高価なフィルムだったから。
話せば長くなるしどうしようもないので、旧い写真から相当前にスキャンしたデータより。
まあ、旧いといっても2008年、10年前なのでひと昔。ただしこれはACROSで撮った物ではない。
この建物も今はない。色々なものが消えてゆく。人生とはそういうもの。

by ariari | 2018-04-07 04:07 | 岩手